京つう

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2010年02月13日

赤の宮神社の湧水

京都市では左京区上竹屋町と言うところに1995年の春から住んでいました。

近所には赤の宮神社と言うところがあって、住んだところはそこの氏子になるんですが、

その境内の中に地下水の水がいつも出てくる水汲み場がありました。


冬は暖かくて夏は冷たい井戸水で、飲料にも適していると言うことで

近所の居酒屋さんなんかも水割りに使っていたようです。


ただ、その辺に住んでいた人の話を後から聞くと、

そのへんでは膀胱がんの発生率が妙に高くて、

飲み水をその井戸水に使っているからじゃないかとその人は言っていました。


なんでも、その辺は昔カネボウの工場があって、染料で高野川も随分汚染されたんだとか。

その染料が昔のことだから地面にどんどん捨てられて、

それが蓄積して地下水になるのに違いないとその人は言っていました。


でも、京都市っていうのは市内全体が大きな大きな水がめの上にあるような土地です。

しかもそれは北山の方の水が伏流となってたまっているとのことで、

京都市内の土地や川に流れた染料は鴨川に乗って下流に流れていくとか(笑)。


その地下水が北山から来という話を聞いたのは京都を離れてからでした。

京都に住んでいたときに、根拠のない膀胱がんの話を聞かされていなければ

もっと神社の水が楽しめたのになあ、と、残念です。



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